【レビュー】VAPORESSO x DOJO iMate OS を徹底検証
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VAPORESSO x DOJO iMate OS をじっくり使い込んでみた
BandVape スタッフの吉田です。
アメリカに3年、イギリスに半年、中国に1年、タイに半年と、滞在先のどこでも VAPE が手元にある生活を送ってきました。
今は年間数百本以上を実際にテストする立場で、毎日いろんなデバイスを吸い比べています。
iMate OS は、すべての人にすべてを提供しようとはしていません。
そこがむしろ清々しい。
VAPORESSO はモジュラー設計に振った DOJO のシリーズをもとに、2つに分かれるデバイスを作りました。
1.83 インチの大画面を備えたバッテリーモジュールと、マグネットで吸い付くポッドです。
詰め替え式のポッドも、充填済みの iMate 使い捨てポッドも、同じバッテリーに付け替えられます。
同じ電源、同じ画面で、まるで別物の体験になるわけです。
作りは美しく、画面はこの価格帯としては本当に立派でした。
6 mL の容量は、ポッド型への最大の不満を解いてくれます。
ただし、エアフロー調整がないこと、ポッドの選択肢が少ないこと、頼りない充填口の栓は見過ごせません。
メーカーの宣伝ではなく、自分の手で試した結果だけを書きます。
基本スペック
まずは数値から整理します。
- バッテリー: 1200 mAh
- 充電: USB-C、5V/2A(0〜80% 約 38 分)
- 画面: 1.83 インチ TFT カラー
- ポッド容量: 6 mL(詰め替え式)
- 付属ポッド: 0.6Ω 1個(0.8Ω は別売り)
- サイズ: 31.3 × 53.3 × 83.7 mm
- 重量: 約 93 g
- 起動方式: 吸引感知式
- モード: POWER / ECO
- コイル: COREX Smooth
- テーマ: 10種類
- 対応: iMate プラットフォーム(詰め替え式 + 使い捨て)
1200 mAh は飛び抜けた数字ではありません。
ただ 6 mL のポッドと組み合わせると、毎晩ではなく1日半に1回ほどの充電で済みます。
ケーブルにつながれる時間が減るほうが、生の数字より効いてきます。
6 mL は多くの競合の倍で、補充は毎晩ではなく2日に1回ほど。
この便利さは大きいです。
手に取った第一印象
正直、写真で見た最初は少しぎこちないと思いました。
バッテリーモジュールは思ったより厚く、画面が前面を占める様子は過剰にすら見えました。
ところが、手に取った感触は予想と違いました。
約 93 g の重さはうまく分散し、金属フレームのマットな仕上げは、これまで使ったどの光沢機より指紋を寄せつけません。
ポッドを付けるときのマグネットの吸い付きは、用もないのに何度もやってしまうほど気持ちいい。
中身はバッテリーモジュール、0.6Ω ポッド1個、USB-C ケーブル、マニュアル。
0.8Ω が箱に入っていないのは少し残念でした。
ひとつ意表を突かれたのが、持ち上げると画面が点灯すること。
小さなことですが、デバイスが生きているように感じさせてくれます。
数えきれないほど開封してきても、こういう丁寧さにはつい笑みがこぼれました。
大画面という主役級の特徴
1.83 インチの TFT は、3,000 円前後のポッド型で見た中で最も見栄えのする画面でした。
色が映え、UI はすっきりして、自動点灯も速く意識せずに済みます。
テーマは10種類ですが、私はひとつ気に入って固定しました。
飾りか実用かと言えば、両方です。
残量とパフカウントは確かに役立ち、使い捨てポッド使用時のリキッド残量表示も気が利いています。
吸いながら見つめるものではありませんが、この価格でここまで詰め込んだのには驚かされました。
POWER と ECO、そして iMate プラットフォーム
2回押すと POWER と ECO を切り替えられます。
POWER は温かく密度のある一服で味も少し濃く、ECO は涼しめでバッテリーを長持ちさせます。
私はセッション最初の数吸いを POWER、連続して吸うときに ECO という使い方でした。
選べるのは良い点ですが、差は劇的ではなく、POWER で1〜2割ほど温かく濃くなる程度です。
そして本当に独自なのが iMate プラットフォームです。
iMate の使い捨てポッドを買えば、同じバッテリーモジュールにそのまま装着できます。
画面がポッドの種類を検知して表示を切り替えるのです。
バッテリーは1つ持ち歩き、気分で詰め替え式と使い捨てを行き来する。
多くのポッド型では見られない柔軟さで、この発想こそがプラットフォームの面白さでした。
実際にどれだけの人がやるかは分かりませんが、私は使ううちにこの自由さに惹かれていきました。
実際に試して分かったこと
数値と実感をセットで並べます。
- 充電(0〜80%): 公称 約 30 分に対し、2A 充電器で実測 約 38 分。
- 満充電(0〜100%): 約 65 分。80% までが速く、その後はゆっくり。
- 電池持ち: 中程度の使用で約36時間。ECO だと約42時間まで伸びます。
- ポッド寿命(0.6Ω): 味が落ちるまで約 18 mL。ヘビーで10〜12日、中程度で2週間ほど。
- 1充電あたりのパフ: POWER で約 250、ECO で約 300。ECO で2割ほど多くなります。
- 液漏れ: 14日間で漏れなし。ごく軽い結露のみ。
80% までの 38 分は、出かける前のちょい足しに十分な速さでした。
ポッド寿命の 18 mL は感心した点で、この価格帯としては立派です。
14日間で漏れなかったのも、漏れるデバイスを散々見てきた身には大きな評価でした。
コイルと味わい
まず 0.6Ω COREX Smooth です。
初日から一吸い目で味が決まりました。
50/50 のマンゴーピーチの高濃度で試すと、ガソリンスタンドの使い捨てのようなキャンディ味ではなく、熟したマンゴーそのもの。
甘さが自然に立ち、POWER モードの温かい後味が心地よい。
5日目も大きな落ちなく安定し、連続して吸ってもドライヒットは出ませんでした。
12日目あたりから甘さがこもり、喉への当たりも痩せてきます。
14日目で交換すると、音量を上げ直したように味が戻りました。
18 mL まで持てば寿命は十分で、不満というより正直な終わり方の話です。
次に 0.8Ω COREX Smooth です。
別売りを買い、クリーミーなバニラタバコの高濃度で試すと、ここで ECO モードが活きました。
低めの温度がバニラをくどくせず、タバコのニュアンスを引き出します。
0.6Ω より明らかに違う体験で、ドローは少しゆるく、絞った肺吸いに近い。
固定なので微調整はできませんが、ゆったりした夜の一服にはよく合います。
ただ 0.8Ω が箱に入っていないのは、やはり惜しいところでした。
充填と相性のいいリキッド
充填は側面のシリコン栓を優しく持ち上げ、ボトルのノズルを挿します。
8割ほどまで入れ、空気だまりを少し残して、栓をしっかり戻します。
そして吸う前に5分待つこと。
待ちたくない気持ちは分かりますが、その数分の我慢を惜しむとコイルを傷めます。
新品の COREX をドライヒットさせると元に戻りません。
相性は、0.6Ω なら 50/50 か 60/40、0.8Ω なら 50/50 が無難です。
70/30 を超える高 VG は、このポッドだと浸み込みが遅く、連続吸いでドライヒットが出ました。
細い吸い口に厚いリキッドが追いつかないためです。
ゆっくり注ぎ、5分待ち、入れすぎないこと。
これを守ると、COREX はちゃんと応えてくれました。
操作と充電
起動は吸引感知式で、吸うためのボタンはありません。
5回押しで電源のオンオフ、2回押しで POWER と ECO の切り替え、長押しで10種のテーマ巡回です。
充電は USB-C の 5V/2A で、満充電まで約 65 分。
パススルー充電に対応し、差したまま吸えますが、充電中はわずかにドローが弱くなります。
2A を超える急速充電器は避け、安定した 2A を使うのが最も確実でした。
どんな人に向いているか
使ってみて、向き不向きははっきりしました。
【向いている方】
まず詰め替え式から始め、後で使い捨てポッドも試したい方。
ひとつのバッテリーで育てていく、モジュラーな付き合い方を楽しみたい方。
ドローの微調整より、画面の大きさやポッド容量を重んじる方。
固定の口吸いで構わない方。
【向いていない方】
エアフロー調整が必須の方。
ワット数を自分で操りたい方。
小さく、ポケットに収まるデバイスを好む方。
約 93 g、高さ 83.7 mm は、細身のジーンズでは存在を感じます。
ここは把握したうえで選びたいところです。
惜しいと感じた点
良いところが多い一方で、正直に書いておきたい不満点もあります。
まずエアフロー調整がないこと。
ドローはポッドの抵抗値で決まり、0.6Ω は締まった口吸い、0.8Ω は少しゆるめで、どちらも微調整はできません。
ワット数の調整もなく、出力は自動で選ばれます。
普段使いには問題ありませんが、追い込みたい方には窮屈でしょう。
充填口の栓も弱点で、薄いシリコンがポケットの中で不意に開いたことがありました。
漏れはまだありませんが、注意して見ています。
ポッドの選択肢が2種類だけで、しかも片方が箱に入っていないのも惜しい点でした。
ここは把握したうえで選びたいところです。
当店 BandVape のおすすめ
ここで少しだけ、当店の取り扱い製品にも触れておきます。
今回の iMate OS で気に入ったマンゴーピーチのような、熟した果実の甘さを楽しみたい方には、当店で扱う alibarbar 9K マンゴーもよく合います。
南国らしい濃厚なマンゴー感がまっすぐ立ち、最後まで飽きにくいのが魅力です。
当店(BandVape)では、こうした味のまとまりが良い製品を、実際に試したうえで厳選して取り揃えています。
気になった方は、下の紹介ものぞいてみてください。
総評
使い込んだ今も、つい手が伸びる一台でした。
完璧だからではありません。
この価格で、他のポッド型がやっていないことをやってのけるからです。
6 mL のポッドはまさにクラス随一。
画面は実用というより飾りに近いものの見事で、iMate プラットフォームの柔軟さは他に真似のできないものでした。
金属フレーム、マグネットの吸い付き、心地よい重み。
作り込みからは、誰かが本気で気を配ったことが伝わってきます。
一方で、制約も無視できません。
エアフロー調整がないのは、ドローを追い込みたい人には本当の制約です。
ポッドは2種類だけで、片方は箱にも入っていません。
充填口は見直してほしいですし、約 93 g はポケットで感じます。
心から気に入っていて、同時にもっと自由度があればと願う。
その葛藤こそが、このレビューの核でした。
固定の口吸いに、大容量ポッドと美しい画面。
それが好みに合うなら、十分におすすめできる一台です。
VAPE の好みや最適な選択肢は人それぞれです。
当店(BandVape)では数百本の VAPE を試した結果、セレクトされた製品を取り揃えていますので、ぜひ当店のラインナップもチェックしてみてください。
